モラハラに気づいた最初のサインは、お金のことだった

明るい相談室で、ノートを前に相談相手へ話す女性のイメージイラスト。モラハラのサイン、始まりはお金の違和感という文字。 離婚・シングルマザー
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「自分が悪いのかな」と、何年も思っていました。

家計のことで揉めるたびに、「どうしてこんなに苦しいんだろう」と感じていました。

でも当時は、その苦しさを「モラハラ」と結びつけて考えてはいませんでした。

今日は、今振り返るとモラハラのサインだったと思う、お金のことから始まった違和感の話を書きます。

もし今、似たような感覚を抱えている方がいたら、少しだけここで一息ついていってください🌼

🌼「俺の金。」という空気

結婚するときに、私は当然のように思っていました。

「これからは2人で家族のお金を守っていくんだ」って。

でも、暮らし始めてしばらくすると、夫とは、お金に対する考え方がまるで違うと感じるようになったんです。

そうハッキリ言われたわけじゃない。でも私には、夫の態度がこんなふうに感じられました。

▎ 「俺が稼いだ金」
▎ 「俺の好きに使って何が悪い」

でも、お金の使い道を問い詰められるとき、

私のお願いが軽くあしらわれるとき、夫の態度がそう語っていました。

何かが間違っているはずなのに、当時の私はうまく言葉にできませんでした。

この気持ちをうまく言葉にできず、「気のせいかな」「考えすぎかな」、

「私は旦那ほど稼げないから仕方ない」と片付けてしまっていたんです。

でもね、いま振り返ると分かります。

「何も言わせない」空気は確実にあって、

その空気そのものに、いつのまにか支配されていく。

夫が作る空気の中で、私は少しずつ自分を縮めていくしかありませんでした。

🌼「パート行きたい」に、返ってきた言葉

子どもが少し大きくなって、私は自分でもパートに出たいと思うようになりました。

お小遣いも少し欲しかったし、社会と繋がっていたかったし、

夫には言えなかったけれど、「お金のことで責められる毎日」から自由になりたかった。

ところが、パートの話をしたときに夫から返ってきた言葉が、これです。

▎ 「パートに行ったくらいで、いくら稼げるのか?」
▎ 「稼いだ分は全額家に入れないと意味がない」

笑ってしまうほど、まっすぐな否定でした。

「パートに行くこと」自体がほぼ価値のないこと扱いで、しかも「稼いだら全額入れろ」と。

私の労働は最初から軽く見られていて、その上、稼いだお金は全て自分のために使うべきではないと。

このとき初めて、うっすらと思いました。

「あれ、これって、おかしいんじゃないかな」「…それともジャイアンかな?」って。

でもまだ、それを「モラハラ」だとは結びつけていませんでした。

🌼引き落としがあると、私が責められた

毎月の家のローンや保険料が引き落とされる日。

夫はたまたま口座の残高を見て、内訳もろくに確認せず、こう言うんです。

▎ 「また20万くらい引き落とされてるけど、何を買ったとや?」

固定費の引き落としなので、私が何を買ったわけでもないのに。

そしてある月、夫が1ヶ月で40万近くを引き出していたことがあって、それを指摘したんです。

返ってきた答えは——

▎ 「引き出してない月もあるからそんなに使ってない」

ちなみに当時の引き出し金額の月平均を出してみたら、約20万でした。

あ、そうそう。夫はパチンコに多くのお金と時間を使っていました。私は当時、ギャンブルに依存しているのではないかと感じていました。

パチンコで家を空けることも多く、家にはほとんどいないも同然でした。

そしてご丁寧に、固定費のことを話した時にはこんなことも言われました。

▎ 「お前が管理するべきだから、お前が使い込んでるのと同じ」

家計のことを話せば話すほど、私が悪者になっていく感覚。

このあたりから、お金の話をすること自体が怖くなっていきました。

🌼「節約するならお前が勝手にやれ」

私は正直、毎月の食費などを節約するのが得意ではありません。

だから、ある時こう提案したんです。

「通帳もクレジットカードも全部返すから、現金で渡してもらえないかな。

そのほうが私も、嫌でもちゃんと管理するだろうから」って。

夫の答えはこうでした。

▎ 「そんなことするなら、二度とお前のことを信用しない」
▎ 「節約するならお前が勝手にやれ」

このときも、私は責められました。

まずこの提案で、信用を失うことになると、誰が思うでしょう?

ちなみに、私の認識では、夫の年収は平均的なサラリーマンの年収の倍近くあり、

切り詰めないとやって行けないような状況ではありませんでした。

「節約はお前の問題」と切り離す人。なのに、お金の使い方には口を出してくる人。

頭では何かおかしいと感じていたのに、口に出せなかったんです。

喧嘩になるのが怖くて、また「お前が悪い」と言われるのが怖くて。

🌼 あれは「ケチ」じゃなく、「支配」だった

別居後に振り返って、ようやく分かりました。

あの頃の違和感は、夫がケチだったからではありません。

私が苦しかったのは、お金の金額だけではなく、家計の話を対等にできないことでした。今は、あのやり取りを、お金を通じた支配——モラハラのひとつの形だったと受け止めています。

  • 自分が稼いだお金は、全て自分のもの
  • 妻の意見は、頭から否定する
  • 内容確認もせずに「何に使い込んだのか?」と聞いてくる
  • 自分のお金の使い方は問わせない

これが何年も積み重なると、自分の判断に自信を持てなくなるんです。

お金のことを話すたびに「自分が悪い」と思わされ、

いつの間にか「お金のことを言い出すこと自体」を避けるようになっていきました。

ちなみに、決定的だった「コロナ給付金」の出来事については、別の記事に書いています。
        ↓↓↓
【別居から2年】今、ブログを書く理由。

🌼 一人で抱えないで。頼れる場所のこと

もしこの記事を読んで、「うちもこうかも」と思った方がいたら——

私が実際に利用して助けられた相談先と、そのほかに相談できる窓口を分けて紹介します。

🌷 法テラス(日本司法支援センター)

収入・資産など一定の条件を満たす場合、無料法律相談を利用できます。利用条件は法テラスの公式案内で確認してください。弁護士費用の立替制度は無料相談とは別で、審査や原則として返済がある制度です。

パートのまま家を出て収入に不安のあった私にはとても強い味方でした。

(公式サイト:https://www.houterasu.or.jp/)

🌷 社会福祉協議会(社協)が紹介してくれる無料弁護士相談

私が実際に使ってよかった窓口のひとつです。

社会福祉協議会に相談すると、無料の弁護士相談につないでくれる仕組みがありました。

「いきなり弁護士事務所に飛び込むのはハードルが高い」と感じている方は、

社協を経由するルートは本当におすすめです。

地域の福祉につながっている分、お金や生活全般の相談もしやすかったです。

地域によって対応は違うので、お住まいの社会福祉協議会で「無料弁護士相談を紹介してもらえますか」と確認してみてください。
ちなみに社協は、その後も子ども食堂やフードバンクの紹介、ひとり親向けのイベントの紹介など、

本当にいろんなことで助けてもらいました。社協のことはまた別の記事に詳しく書きますね😌

🌷 お住まいの自治体の「無料法律相談」

 区役所・市役所などで法律相談を行っている場合があります。回数や予約方法、利用条件は自治体によって違います。

 「◯◯市 無料法律相談」で検索すると出てくるとおもいます。

🌷 市の子育て支援課・療育クラスの先生(支援員さん)
  
正直に言うと、お金のことや夫婦のことを話すのは、最初は誰にも難しかったんです。

でも私の場合、子どもの療育クラスや、赤ちゃんの頃の乳幼児健診などで出会った支援員さんたちが、

ずっと話を聞いてくれていました。

支援員さんって、子どもの遊び場でもよく姿を見かけるので、

  「相談に行く」という気構えなしに話せる距離感です。

しかも、地域の制度や相談窓口を幅広く知っているので、

必要なときには「こういう場所もありますよ」と教えてくれたり。

「いきなり弁護士はちょっと…」という方は、

地域の子育て支援員さん・保健師さんに最初に話してみるのもおすすめです。

🌷 そのほかの相談窓口(私はまだ使ったことがないけれど)

私自身は使った経験がないので体験談としては書けませんが、調べた限り、こういう場所もあります。

  • 配偶者暴力相談支援センター:モラハラもDVの一種として相談OK
  • DV相談ナビ(#8008):近くの配偶者暴力相談支援センターにつながる窓口。受付時間はつながる相談先によります。
  • 自治体の女性相談(女性センター)

「もしかして…」と思った方は、自分に合いそうなところから一歩踏み出してみてください🌼

相談するとき、何を伝えたらいい?

相談したいけれど、何から話せばいいのか迷うこともあると思います。そんなときは、「実際に起きたこと」と「自分が困っていること」を分けて整理しておくと、伝えやすくなるかもしれません。

  • お金の話をしたとき、どんな言葉を言われたか
  • 生活費や支払いで、具体的に困っていることは何か
  • 話し合おうとすると、何が起きるのか

覚えている範囲で十分です。「これがモラハラなのか」と自分で結論を出してから相談する必要はありません。まず、今困っていることを話すための整理のヒントとして使ってもらえたらと思います。

記録を残すことで危険が増えそうなら、無理に集めず、まず相談先に話してください。
相談窓口を探すときは、政府広報の案内も参考になります。

🌼当時の私に、いま伝えたいこと

当時の私に、もし手紙が書けるなら、こう伝えたいです。

▎ あなたは間違ってないよ。
▎ お金のことで違和感を覚えるのは、ケチなんじゃなくて、何かが間違っているから。
▎ 自分の感覚を、信じていいんだよ。

そしてもし今、これを読んでくださっているあなたが「私のことかも」と感じたなら——

その違和感を、無理に「気のせい」と片付けなくてよいと思います。

ゆっくりでいいので、信頼できる場所に話してみてください。

誰かに話すことが、「自分だけを責めなくてもいいんだ」と気づくきっかけになるかもしれません。

ここも、その入口のひとつになれたら嬉しいなと思います🌼

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